<第4回>
2004年9月29日(水) 福岡市NPO・ボランティア交流センター
和白干潟の悩めるアオサ
「アオサの課題と可能性」
講師:若松國光さん(福岡女子大学教授)、迎 勝也さん(九州産業大学教授)
和白干潟悪化の元凶はなんといってもアオサの堆積。この問題に取り組んでいる先生方のお話です。
<アオサの特長>
・種ができる
・種ができない・・・栄養生殖で成長。
海水中の窒素、リンの吸収に優れている。
光合成最大速度
一般的な植物・・・22℃前後がピーク
アオサ ・・・30℃でもまだ伸びる。
<アオサの利用>
・ 食品
・ 工業原料など(紙原料、園芸資材、医薬品等)
・ 飼料・餌料
・ 肥料
・ 燃料、エネルギー
・ 化粧品の原料としても可能性大
福岡女子大学・若松國光先生と九州産業大学・迎勝也先生は、物質が循環しエネルギーの流れが生じるように、「人の生活→下水処理水→アオサによる水質浄化→アオサの肥料・飼料・有効成分の利用→人の生活」というアオサの循環社会を提案しました。
アオサが持つ有用アミノ酸や生理活性物質にも注目され、多糖類の紙おむつや界面活性剤としての利用、また炭化処理したアオサの吸着剤としての利用も検討されています。また、アオサを干潟の泥と混ぜ合わせると、発酵に伴ってメタンガスが発生し、このガスの有効利用法も検討されていて、アオサに多くの可能性が秘められていることを感じました。
講義の様子
西日本新聞で紹介されました